社会人10年目の僕がスキーマ療法に人生を賭けてみた

慢性的な生きづらさを感じ人生に幸せを感じられない僕が変われるかどうかを見届けるブログ

職場復帰【1日目】緊張してドキドキ

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ついにこの日がやってきました。
ようやく復帰できる!という気持ちと、もう復帰しなきゃいけないのか… という気持ちが複雑に絡み合ってなんとも言えないプラマイゼロな気分です。
ただ1つ言えることは、ものすごく緊張すると言うこと。
会社に向かう電車のなか、駅から出て会社まで向かう道、会社が近づけば近づくほど心臓がドキドキと音を立てているのが分かりました。頭がふらふらとしましたが、筋弛緩法を意識して少しマシになりました。

「知り合いに会ったらどうしよう」「着いたらまず何をしたらいいのだろう」こんなことをずっと考えていました。
ただ、いざ着いてみるとコロナの関係で在宅勤務の人がほとんどのため知り合いに会うこともなく、配給されたパソコンの設定と、以前使っていた誰かがダンボールに詰め込んでくれた荷物の整理で1日はあっという間に終わりました。

とりあえず目の前のことに没頭することで初日はなんとか乗り切りました。

たったの4時間でしたが、家に着くとどっと疲れを感じました。
少しずつ、慣れていけたらいいな。

 

カウンセリング【12日目】復帰間近の不安

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復帰まであと数日というタイミングでカウンセリングの日が来ました。
しかし、復帰間近ということで漠然とした不安を感じることが多く、睡眠が十分にできずにその日も朝から体調が悪く、外出する気になれませんでした。

そこで、午前中のうちに電話し、体調が優れない旨を伝え、テレビ電話でのカウンセリングにしていただくようお願いしました。

コロナ禍でテレビ電話でのカウンセリングは増えているようです。外出できるほど体調は良くないけれど、話をするくらいの元気はある という時って結構あるので、きっかけはコロナであったとしても、テレビ電話でのカウンセリングが受けられるというのはありがたいことです。

カウンセリングではひたすら今感じている不安について先生に伝えました。
先生は、「出社しても何もしなくてもいいんだよ」「復帰に向けて何かを準備したりしなくてもいいんだよ」と言ってくれました。僕も頭ではわかっているのですが、やはり第三者にそうやって背中を押してもらえるのは勇気が出ます。

そんなこんなで初めてのテレビ電話でのカウンセリングは終了しました。
感想としては、やっぱり対面のほうがいろいろと話せるものだな と感じました。でも、今回のような体調のとき、キャンセルや日時変更する以外にも選択肢があるというのはよいことですね。

復帰まであと少し。やっぱり緊張しますし不安です。

 

会社面談【2回目】

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会社面談と言っても今回は僕のほうから上司にお願いして会うことになりました。
復職までにもう一度ちゃんと復職後の業務内容や労働環境について詳しく聞いておきたかったのと、僕の想いも伝えたかったからです。

上司はその旨を伝えると快く了解してくれて、職場近くの喫茶店で会うことになりました。

少し話が変わりますが、うちの会社は頻繁に異動があるので、僕が休んでる間にも上司がころころ変わります。
ある上司は僕の家の近所まで勤務時間内に会いに来てくれました。ある上司は僕の家の近所まで来てくれましたが勤務終了後だったのでいつも会うのは夜でした。今の上司は基本的に職場の近くで勤務終了後に会っています。
各々事情が違うので単純に比較することはできないですが、やっぱり休職している人間との面談も1つの業務として勤務時間内に会ってくれるほうが、いろいろと安心できます。あと、場所は別にうちの近所まで来てもらう必要はないとは思いますが、休職している人間にとっては職場の近くに行くことも精神的にしんどい状況があるってことは知っておいてほしいなと思います。
そういう思いも、ちゃんと伝えるべきなんでしょうけど、ついつい我慢してしまいます。今日からは言うようにします。

さて、今回の面談は意外とすんなりと終わりました。と言うのも、だいたいやることは決まっているようで、それを上司から伝えられる形でした。
特にそれに不満もなかったので、基本的に聞いているだけでした。もちろん、伝えるべきことは伝えましたが。

あとはコロナ禍での働き方ですね。うちの会社も今はほとんどの社員が在宅勤務を主軸にしているようですが、復職後すぐに在宅勤務が認められるかどうかは確認しなければ分からないとのことでした。
正直、毎朝満員電車に乗るというハイリスクは避けたいですけど… 贅沢は言えませんね。

もうすぐ職場復帰です。特に何がってわけではないですが、漠然とした不安があります。カウンセラーからは「これまでの人生でできたことや褒められたことをリストアップして不安になったらそれを見返して」と言われているので、それを試してみます。

 

カウンセリング【11日目】セルフモニタリング

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追加で書いた7コラムについて先生といっしょに見ていったところ、『自動思考の奥にある考え検証する』ところで、先生から「これはセルフモニタリングができている考え方だね」と褒めてもらえました。

僕は自分自身の気持ちより、他人の気持ちや他人からの評価を気にしてしまうところがあるので、それについて書いたところ、それは『セルフモニタリング』と呼ぶようです。要は自分を客観視できているか… なんだと思います。

今回のコラムの題材とした出来事は、僕が新入社員の頃の出来事でかなり昔のことだったこともあり、セルフモニタリングしやすい題材ではありました。それでも、やはり先生に褒められるというのは嬉しいものですね。

それと、今回の題材に対する自動思考は、いずれも不適応なものではない というのも先生からのコメントでありました。誰しもがそう考えて当然 ということなんだと思います。これも少し安心しました。

ただ、自動思考が適応的であっても、その結果、負の感情(うんざり感、苛立ち、不快感、あきらめ etc.)が出てしまっているのは、僕のなかで自動思考に対する割り切りがないからだ と言われました。
自動思考までは適応的であったとしても、そこで割り切ることができずに、スキーマ(ここでは『他社への追従スキーマ』)が出てきて行動し、結果、負の感情が出てきてしまう。ということのようです。

他社への追従スキーマは日常でもよく出てきてしまいます。小心者というのもあり、ついつい長いものに巻かれろと言いますか、周りに流されることがよくあります。たとえそれが自分の望んでいない道であったとしても です。

自分に自信をもって、自分の考えを出していけるようになったらいいなと、今はそう思います。とても難しいように思ってしまいますが・・・

 

カウンセリング【10日目】産業医面談を受けて

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不安が残る感じで終わった産業医面談を受けて、10回目のカウンセリングではそのことについてまず話しました。

  • どこでどんな仕事をすることになるのかが聞けなかったこと
  • コロナウイルス感染対策がどこまで適用されるのかはっきりしなかったこと

以上2点が不安やもやもやの原因です。
特に1つ目は不安で、全く想定していなかった業務に急遽就くことになるかもしれない不安があることを先生に伝えました。

先生は「全く想定しなかった業務に就くことになったら、どうなると思う?」と尋ね、僕は「直属の上司がいないような職場に配属される可能性もあるので、そうなると何かあったときに上司に相談がしづらく、一人で悩んでしまうかもしれない」と答えました。

先生は僕のこと返事を受けて、『一人では何もできない』『一人で抱え込んでしんどくなってしまうのではないか』という思考があり、『べき思考』『完璧主義』『過小評価』といった考え方のクセが出てきていると言いました。

僕は、「以前と比べるとそういった考え方のクセは少しはマシになっているとは思うが、まだ、70点くらいは取らないといけないと思っているところはある」と言いました。
すると先生は、「お試し出社は給与も出ないわけだよね。それなら最初は0点~10点くらいでも全く問題ない。極端なことを言えば、出社して席に座ってるだけでも十分なんだよ」と言いました。
50点や60点ならまだしも、0点でも10点でもいいと言われ、僕は驚きました。でも、同時に、「たしかに対価を得ていないのだから、それ相応の働きでいいんだ」とも思えました。こういうことをはっきりと言ってくれる人が今まで周りに居なかったので、とても安心した気持ちになれました。

 

ただ、お試し出社とは言えど職場復帰の日が1日1日迫ってきています。現状、何も決まっていないので、やはり復帰の日が近づくに連れ漠然とした不安は増していきます。
今朝も不安感が強く午前中はしんどかったです。

仮に0点~10点を目指す ということにするとしても、やはり「どこで何をするかが決まっていない状態」というのはしんどいものですね。

 

産業医面談【1回目】

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主治医から復職可の診断書が出たため、復職に向けての産業医面談がありました。
復職後、どのようなところで、どのような仕事をすることになるのか 全く分からない状況でしたので、そのあたりも確認したい という思いを持って臨みました。

しかし、結果としては全くそういった情報は得られず、不安だけが残る面談でした。

面談の内容はとても形式的なもので、産業医から僕に対しては体調や現在の生活についてのヒアリング、産業医から僕の上長に対しては受け入れ態勢のヒアリングが行なわれました。

僕としては、もう体調を崩すような日は無くなりましたし、リワークも修了したため、準備はできている旨を伝えました。
上長は、僕の受け入れ態勢についてはまだ検討中という感じで、はっきりとしたものは見えませんでした。そのため、復帰後どういう働き方になるのかがはっきりせず、不安が残る結果となりました。

上長(職場側)としては、そもそも休職明けの僕にどんな仕事をさせようか だとか、コロナ禍での働き方をどこまで適用させるか だとか・・・いろいろと考えなければならないことがあり、検討してくれているのだと思います。
ただ、今のまま復職当日を迎えるのは正直不安なのと、僕としての思いや意見も(反映されるかどうかは別にして)伝えるだけ伝えておきたいという思いがあります。

そこで、面談から数日後に上長に連絡をし、もう一度、復職に際して面談をお願いしたいと伝えました。
上長は快く受けてくださり、あとは日程調整です。
これまでの僕なら不安を不安なまま抱えていたと思いますが、今は少し変わりました。自分の思いや意見はアサーティブに伝える。こういったアサーションというテクニックもリワークで教わりました。

少しずつですが、変わってきていると実感しています。

 

カウンセリング【9日目】認知再構成法(7コラム)に苦戦中

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前回から7コラムによる認知再構成法を試しているわけですが…
これがなかなかに難しいです。
以前、他のカウンセラーとやっていたことはあるのですが、あれは超が付くほどぬるかったんだと思います。
今回のカウンセラーはかなり厳しく、「これじゃダメ」「これは単なる言い聞かせになってる」と細かくダメ出しされます。
たしかに、前回の認知再構成法では本当にしんどいときに上手く活用できずにいたので、先生が言う「言い聞かせになってる」というのは的を射てると思います。

なかでも特に『自動思考を否定するための事実や反証』を書き出すところが僕にとっては難しく、いくら考えても“言い聞かせ”のような内容になってしまうのです。
先生は、自分が過去に認められた体験や褒められた体験を具体的に書くように… と言うのですが、あまりそういう記憶がないんですよね…

僕は率直に、「考えれば考えるほど自動思考が正しいと思えてしまうような事実ばかり頭に浮かんできてしまう」と先生に伝えました。
すると、先生は「なるほどね。じゃあ、ここはいっしょにじっくり掘り下げて考えていこう」と言ってくれました。
なんだ。それでいいんだ。とすごく安心しました。

ついつい宿題として出されると、全部自分で考えて書かなきゃいけない と思ってしまいがちですが、書けない部分は正直に伝えて、いっしょに考えていく。それでいいんですよね。

少し肩の荷が降りたような気がしました。

 

カウンセリング【8日目】認知再構成法のスタート

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前回の宿題として7つのコラムシートを書いてくるように言われました。これまで書いてきた3つのコラムをさらに深掘りして、認知の再構成を目指すものです。『非機能的認知再構成法(DTR)』と呼ばれています。

以前にも7つのコラムは書いたことがあったのですが、久しぶりであったことと、少し設問の表現に違いがあったこともあり、書くのが難しく感じました。
先生は「書いてて何を書いたらいいか分からないところがあれば、そこは飛ばしてくれて構わないよ。今度来た時にいっしょに書いていこう。」と言ってくださっていたので、分からない部分は空欄のまま持っていきました。

今回、題材として書いた出来事は、僕と同じチームの人がメンタルヘルスを理由に休職してしまったときのことです。
チームのリーダが「Rさんはしばらく休むことになった。休職になるかもしれない。」と朝のミーティングで僕たちメンバーに告げました。僕は自分が休職の経験もあったためとても心配な気持ちになったのですが、メンバーの一人が「もう来ないっしょwww」と笑いながら言ったのです。僕はそれをとても恐ろしく、悲しく感じました。そして少しの怒りを覚えました。

そのときの僕の自動思考は以下の3つです。

  • 体調を崩している人を心配するどころか笑えるなんてどうかしてる
  • 僕もまた休職するようなことになったら同じように笑われるんだろうな
  • 自分だって病気で休んだことがあるのに自分のことは棚に上げている

先生は「1つ目と3つ目の自動思考はごく自然なものだ。ただ、2つ目が気になる。ここでまたスキーマが出てきているようだね。」と言いました。
チームのメンバーとは言えど他人が笑われているという状況で、僕はそれに自分を重ね(同一化)「僕も同じような状況になったら同じように笑われる」と感じたのです。
その根底には、「僕はまだ仕事も半人前で情けない」だとか「僕は人に好かれない」というスキーマがあります。

僕のスキーマは、子どもの頃にいくら頑張っても親に褒めてもらえなかったことが原因で形成されている ということは、これまでのカウンセリングで明らかになっています。
そのため、人前で必要以上に頑張ったり、明るく振舞おうとしたりする「スキーマの過剰補償」が生じ、いずれはそれに疲れてしまい、自分は人から好かれないだとか、情けないだとか思うようになり「スキーマへの服従」の状態となり、結果的に「スキーマの回避」が発生することで、休むことになったり逃げることになったりしてしまうのです。

認知再構成法でどこまで改善されるかは分かりませんが、7つのコラムの書き方も改めて先生に教えてもらったので、次回までに書き直したものを持って行こうと思います。