社会人10年目の僕がスキーマ療法に人生を賭けてみた

慢性的な生きづらさを感じ人生に幸せを感じられない僕が変われるかどうかを見届けるブログ

カウンセリング【3日目】3コラムに書いた出来事について考える

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前回までで僕の過去をあらいざらいカウンセラーに話し、晴れてカウンセラーは、“僕のことを世界で二番目に知っている人”になったわけです。
いえ、もしかしたら僕以上に僕のことを知っている人物かもしれません。僕は僕自身を十分に客観視できているかというとそうでもないと思うからです。

さて、そんなカウンセラーの先生と僕は、今回、僕が3コラムに書いた出来事について考えることになりました。

3コラムは、とりあえず思い付いた3つの出来事について書き提出しました。
いずれも今回休職するに至ったストレッサーとの出来事のため、わりと最近の出来事です。
今回はそのうちの1つについて二人で色々と深堀りしていき、結果カウンセリング時間の50分まるまるかかりました。

【3コラムの内容】

①具体的な出来事:最近、ひどくストレスを感じた(ネガティブな)出来事や状況を1つ選び、具体的に記述する

  • いつ?
    2回目の復職から約半年(部署異動から約2ヶ月)
  • どこで?誰と?
    職場で同じ課の同僚と
  • どんな状況で?(何をしていましたか?)
    初めて行なう業務について経験者である同僚にやり方を尋ねた。
  • どんな出来事が?
    最初からまともに教えるつもりがない様子で何度か尋ねてようやく教えてもらえたものの、そのやり方は間違っていた。再度尋ねるもまともに取り合ってもらえず、業務を行なえなかった。

 

②否定的な気分・感情とその強度

  • 見放され感(80%)
  • 困惑感(50%)
  • 悲しさ(50%)
  • うんざり感(30%)

③自動思考:その時どのような考えが浮かびましたか?

  • 自分は嫌われているから業務もまともに教えてもらえない。仮に教えてもらえたとしてもテキトーに教えられているのだろう。
  • 仕事を上手くやっていくには同僚に好かれないといけない。もっと飲み会やイベントに頻繁に参加し、コミュニケーションをとらないといけない。

我ながらネガティブですね…

先生はこの出来事について、「『見捨てられスキーマ』と『不信・虐待スキーマ』が出てきているように思う」と言いました。スキーマについて詳細は分かっていませんでしたが、直感的に僕もそのとおりだと思いました。

その後、資料を使い、スキーマの種類について説明を受けました。

さらに先生から、「自分は嫌われている、他人とはどこか違う と感じているようだけど、他の場面でもそのように感じることはありますか?」と聞かれました。
僕は、「中学生ぐらいから自分の容姿や喋り方が気になり自信がない。マスクを着けていると少し安心できる。ビデオなどで録音された自分の声を聴くと嫌悪感を覚える。」と答えました。
直接的な回答にはなっていないかもしれないと思いましたが、そのような考えが根底にあるから、今の僕の自信の無さや、嫌われているという感覚があるのかも と思い、そう答えました。
先生は、「決して容姿が醜いなんてことはないし、喋り方も丁寧で分かりやすいし、声もとてもいい声をしてるよ。」と言ってくださいました。
一瞬、お世辞だろうな と思いましたが、すぐに「いや、これが客観的な僕に対する評価なのかもしれない」と考えました。
もしそうであれば、僕に対する僕の評価と他者からの評価には、かなり大きな差があると感じましたし、その著しい僕の僕に対する評価の低さが、自信のなさや他人に嫌われている という感覚につながっているのでは と思いました。

僕が前回の復職後に配属された部署は、とてもチーム全員の仲が良く、オフの時間も皆で仲良く過ごしているようで、仕事終わりに飲みに行ったり、休日に皆で遊んだり という環境でした。
僕は当時まだ体調面に不安もあったので、飲み会も必要最低限の参加でしたし、休日の遊びなどにはそもそも誘われませんでしたので参加していませんでした。
そういった状況で疎外感を感じていましたが、積極的に輪に入ろうとしない自分は「嫌われて当然だ」とも思っていました。

そういった日頃の思いがベースにあったことが、3コラムに書いたような出来事が起きたとき、「自分が嫌われているからこうなったんだ」「好かれるために努力しないといけない」という自動思考が出てきた要因のひとつだと思います。

先生は「そういった考えでいるのはとてももったいない。そういった自分責めてしまうような考えを減らしていこう」と言いました。

僕も、「こういう自分を不幸にしかしない考えは無くしてしまいたい。」と思いました。

 

次回もおそらく3コラムを題材に僕のスキーマを探っていく作業が続くと思います。僕は今のところ、3コラムには今回の休職に至ったストレッサーとの出来事についてのみを書いていますが、前回、前々回の休職に至った出来事についても、思い出せる限り3コラムに書いてみようと思いました。
いろいろな側面から、自分という人間を丸裸にしてみたくなったからです。

先生が言うような「今あるスキーマを減らしていく」という作業は、とても時間がかかると思いますが、カウンセリングに来る前とは違い、着実に一歩ずつ前に進んでる感覚はあります。

来週がまた楽しみです。