社会人10年目の僕がスキーマ療法に人生を賭けてみた

慢性的な生きづらさを感じ人生に幸せを感じられない僕が変われるかどうかを見届けるブログ

カウンセリング【2日目】学生時代の出来事のヒアリング

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今日は二度目のカウンセリングの日でした。

相変わらず早く着いてしまいましたが、さすがに外で待機するのは暑かったので中で待たせてもらいました。

時間になると先生が呼びに来てくれました。

 

「よろしくお願いします。」

とりあえず宿題の3コラムのシートを提出しましたが、前回の最後に僕のほうから「中学生以降の出来事についても話しておきたい」とお伝えしていたので、そちらから進めることになりました。

「実は1つお話ししておきたい小学生の頃の出来事がありまして・・・」

前回、小学生時代の出来事までは話したつもりでしたが、どうしても1つだけ追加で話しておきたかったことがありました。

僕は当時、地域のサッカークラブに所属していたのですが、そのチームというのがとても雰囲気が悪く、試合でチームメイトがミスをすると罵声を浴びせたり、あからさまに態度に出してきたりと、まったくと言っていいほど励まし合えるようなチームではありませんでした。
僕はサッカー自体は好きだったので日頃の練習は楽しんでいましたが、試合になると「またミスをしてしまったら色々言われるんじゃないか」と気にするようになり楽しめなくなりました。
次第に僕は「試合には出たくない」という明確な思いを持つようになりました。

この頃から、僕のなかで「失敗を恐れる」ということが始まり、そして「失敗しないために逃げる」という行動につながるようになっていきます。

これは大人になった今でも僕のなかに深く根付いてしまっていて、まさしく「スキーマの1つではないか」と僕は思っています。

先生もこの「失敗を恐れる」という点にとても関心を持たれたようでした。

 

そして先生に促され、中学1年生から順に、いろいろな出来事(主にネガティブなもの)を話していきました。

中学生時代は、初めて「嫌がらせをされる」という経験をしました。細かい点は省きますが、「死ね」、「学校に来るな」などの手紙が靴箱に入っていたりしました。
僕はそれを友人や家族など誰にも相談せずに、なんとか自分のなかで折り合いをつけました。この頃から、自分がピンチなとき、他人に相談するのは苦手だったようです。

中学3年生のとき、親友を失いました。失ったと言っても別に亡くなったとかいうわけではなく、とあることをきっかけに親友が僕のことを避けるようになり、そのまま疎遠になってしまいました。心の底から親友と思える人だったので、とてもショックでした。
ただ、中学3年生はクラスメイトに恵まれ、次第にショックもやわらいでいきました。

高校ではいろいろありました。

僕は高校入学から半年ほどで不登校になり、高校2年生になるタイミングで転校しました。中学でいろいろ頑張りすぎたせいで、燃え尽き症候群のようになっていたのです。何にもやる気を出せず、次第に学校にも行けなくなり・・・という流れです。

転校した先は本当にゆるく、気楽でした。
たぶん当時の僕には休息が必要だったんだと思います。転校してからは学校にも通えるようになりました。

僕には高校2年生から(一度目の)大学1年生の途中までお付き合いをしてる女性がいました。この人とのトラブルで、僕は人生の底に叩き落されました。
でも、それも今となってはいい勉強になったと思っています。子どもから大人に成長するきっかけになったとも思います。

いろいろとあり、一度目の大学生活はわずか半年で終わりました。

その後、大学を受け直し、別の大学に入学しました。一度目の大学よりかなりランクが上の大学です。一度は人生の底に落ちたものの、僕はここで切り替えて、ちゃんと大学に受かり、そこで友人たちと楽しいキャンパスライフを過ごしました。先生もこの点はとても褒めてくれました。

このあたりまで話したところで、50分が経ちました。

細かく書かなかった部分の話がとても濃く、長く、今日のカウンセリングでは3コラムまでは辿り着きませんでした。

先生は改めて、僕が人生の底からなんとか這いあがってきたことをとても褒めてくれました。素直に嬉しかったです。

3コラムでは1つの出来事で50分使うようなこともあるから、じっくりやっていこうと先生が言いました。
たしかに、これまで話した過去の出来事と、3コラムに書いた最近のネガティブな出来事をしっかりと分析することで、僕のなかにある「思考のクセ」、ひいては「スキーマ」に気づくことができるのでしょうから、時間がかかるのは当然です。

過去のいろいろな出来事を一通り先生に話し、僕はスッキリしました。
これで先生は、「僕のことを僕の次に知っている人」になりました。親にも家族にも友人にも誰にも話していないことをたくさん話しました。

世界で2番目に僕のことを知っている先生と、次回からは3コラムをもとにいっしょに考えていきます。
正直、とても楽しみです。

 

楽しくなってきました。来週が楽しみです。